prairiestreetの日記

人間到る処青山あり

Jリーグもおもしろい試合あるよ

J1 第30節

横浜F・マリノス vs 鹿島アントラーズ

 

結果は3-2でマリノスの勝ち。

リーグ戦では2012年以来?の対鹿島戦勝利、らしい。

これでマリノスACL出場圏内の3位浮上。数字上は優勝の可能性もある。

一方鹿島は首位キープも2位川崎との勝ち点差は2。

 

久々におもしろい試合だったので興奮冷めやらぬまま流れを備忘録兼ねて書きたいと思った。結果は知ってて、後から見たんだけど、楽しめたのは久しぶり。

 

2分の伊藤が決めたCK、その前に喜田が大きくマルティノスにサイドチェンジのパスが良かった。

その喜田は、12分のアントラーズのCKで金崎に体を当てて競り勝てずともバランスを崩させた。

14分の植田のプレイは本当にいただけない。後ろで回すところで(雨だとしても)トラップミスを天野に奪われ失点。

2001年のサンドニの悲劇の中田とそれ以外、みたく雨で滑って相手に取られて失点とか。しかも、ウーゴや斎藤じゃなくて天野でしょ…ミスしたとしても、かわされちゃダメだ。これは、しょせんJリーグレベルのDFかなぁ、って思わずにはいられない。これを期に一気に成長してほしい。植田は今年に入って去年までの成長スピードが止まってしまってる気がする。

逆にマリノスはCKと相手のミスにつけこんで前半15分で2点リード。完全に鹿島のお株を奪う展開。

19分天野のパスミス、25分後ろで回そうとしたところ奪われて、いずれも鹿島にシュートを打たれるが枠外。

 

そして前半ロスタイム、マリノスは天野が倒れているのにプレーを止められず、CKになり山本脩斗に押し込まれ1点返される。その後ラストプレーで抜け出したバブンスキーのシュートは決めなきゃ、枠に飛ばさなきゃダメだよ。

それにしても山本脩斗は攻撃も守りもセットプレーも本当に素晴らしい。高いレベルで安定感を保てる選手がDFにいるとそのままチームの安定に直結する。

 

後半になるとレオシルバが本領発揮。ドリブル良しパス良し。守っては中央の広い範囲を1人でカバーしてしまうかのような存在感。圧巻。彼を見ていると今年の新潟が苦戦するのは残念ながら必定だったと思えてしまう。

 

そして20分、CKから植田のヘッドで同点に追いつく。やはりポテンシャルは計り知れないファイター。鹿島で成長できないなら、いっそのこと海外に行って武者修行してこい、とさえ思う。

 

一方マリノスは山中が持ち上がる回数が増える。彼は走るときの姿勢が良く、簡単に倒れず視界も保てる姿勢だから多少の雨を物ともしない推進力がある。

昨年まで貢献してくれた小林祐三もだけど、レイソルの若手には昔も今も本当にいい選手が多いんだなと痛感。

その山中が、中村充孝を抜き去った後に遠藤の見事なターンからの決勝ゴールが生まれた。

 

土居が倒されたところはよく見ると山中はボールに行っていた。主審の西村雄一は何かと話題に出るが、この1つでやっぱりすごいんだな、と唸らされた。マリノスサポの俺が完全にPKだと思ったくらいだった。

 

33分の金崎はらしくない。彼なら簡単に決められそうなボールに見えたが…

代表ウイークと出場停止で、少し間が開いたのがマリノスにとっては幸いしたかも。

 

逃げ切りを図るマリノス、40分に遠藤がペナルティエリア内で中途半端なプレイでダメ押しのチャンスを逃す。1対1なら植田に仕掛けなきゃダメ。仕掛けないならキープしないと。チームとしては1点を守る方向だけど、最前線に1人残るならそこは狙いに行ってもらわないと。

特にその後、扇原がドリブルでコーナーに向かっていく途中に体を使ってレアンドロにファウルさせFKを得てイエローも食らわせた、あれだよあれ。

 

ロスタイム、マリノスはまぁ時間の使い方が拙い拙い。結局ほとんど鹿島に攻められっぱなしだ。まぁ、栗原を入れてあったから植田上げてパワープレー仕掛けられても守れたからよかったけど。

 

 

 

とまあ、そんな感じで見応えのある試合だった。

少なくとも先日の日本代表のニュージーランド、ハイチ戦よりは見ごたえあった。

鹿島は強い。それを再確認した試合だった。

マリノスも伸びしろはある。ACL意地でも出て若い選手が経験をたくさん積んで強いチームにしてほしい。それができるメンバーであると思う。