個人的な理由でもうZARDに金を払うのはやめたのだが、今回はなぜか手に取った。
内容は、亡くなる日までの回顧録。
坂井泉水の印象はとにかくストイック。
清々しいまでに。
デビュー前のグラビアやレースクイーンの話が坂井泉水本人にとってはどういうもので、また、それにまつわる曲があることも今回初めて知った。
プロデューサーの長戸大幸の「文学も、映画も、歌詞も、日常的に質の高いものを体にインプットしていれば、自然なアウトプットの質も高くなっていく」というベースとなる考え方を受け入れたというエピソードが特にお気に入り。
(インプットのない人間にアウトプットはない - prairiestreetの日記は前もあったけど、無から有を生み出す世界の人たちが言っているというのはつまりそういうことなんだろう)
あらためて、ZARDが好きで良かったと再確認できた本だった。