過去に、自分の内面というか絶対に人に見せないような一面をブログに書いていた時期があった。
友達の1人がその感想で、「あんなに文章が書ける人だと思ってなかった。石田衣良のエッセイの中で、インプットのない人間にアウトプットはない、ってあって正にそんな感じ。あれは本を読んでいる人の文章だ」というものがあった。
続けて、「内容を受け入れたり理解するかはともかく、届いてはいると思った」とメールをもらった。この感想は、単純に嬉しかった。
それをふと思い出した。
Kindleになっていたし安かったからポチった。
まだ読んでる途中なんだけど、「女の性的魅力は胸かお尻(足)か」とか、「企画会議で面白いアイディアを出すのは読書家」「新聞は世界に開いた窓」「社会に出たら仕事以外にがんばる学問と趣味を1つづつ見つけろ」とか…
10年以上前にに読んだ本から今の自分を形成しているような表現を再発見している。
石田衣良といえば池袋ウエストゲートパークのシリーズなんだけど、僕にはこのエッセイの方が合うみたい。
上記の感想をくれた友達は20年以上、僕に読書の楽しさを教えてくれた友達たちは30年近く、今日でも付き合いが続いているし、きっとこれからも続くだろう。
ありがたい事だなぁ。
そう思えるくらい、久々にのんびりした休日を過ごしてる。本も映画もゲームも音楽も、生きていく上での彩りを添えてくれる。
時間を丸ごと仕事に呑まれているような日々を送っていて、張り詰めっぱなしだったゴムが音を出して弾けたようなここ最近。
会社を辞めるのに逡巡していると容赦なく注ぎ込まれる予定と期日。
会社の金(保険)を使って通い始めた病院。
まだまだ公私とも、思い描くものに対して先が長そうな気がしてる。
多少前向きになってきてはいる、かもしれないが。