prairiestreetの日記

人間到る処青山あり

ひとりひとりが抱えているものと思い 【洗骨】

 

いろいろな偶然が重なって今日見た映画。

 

↑最初の10秒だけでも見てください。

 

 

バラバラだった家族を再びつないだのは、骨になった母。

洗骨は、死者と再会し改めてあの世へと見送るための風習。

 

先に言ってしまうと、途中から断続的に涙腺崩壊、ずっと泣きながら見ていた。

びっくりした。いい意味で、映画館で見なくてよかったとさえ思った。

 

妻が亡くなる⇨4年後また会う、そして4年後家族と親戚再会。

訳あり妊娠中の娘は、一足先に帰宅。夫が「おばさんがもうすぐ来る」と言うと、娘は時間つぶしに出かけてしまう。

そして一族が集まったところに戻ってきて経緯を話す。怒ったのはおばさんではなく兄。その後の売店のシーンでも、むしろおばさんは…

 

家族といえども、大人になれば他人。

バラバラな大人達の心をつなぐのは、心からの本音のぶつけあい。

本当の他人ならそれで終わり、だけど、家族だから終わりにはできず、そこから相手のことを考えるようになる、それを通じて自分のことを考えるようにもなる。

 

そして最後のところで家族が一つになる流れ。

泣かないわけがない。

 

この映画は、重くしようと思えばいくらでもできそうだが、こんなに見やすくできているのは監督のガレッジセール、ゴリの力なのだろう。本名で監督をするあたりから、映画の重たいテーマに対しての本気が伝わってくるし、同時に芸人としてのテンポ感や話に引き込む力も保ち続けている。

おかげでこっちは涙で感傷に浸っているのに次のシーンに移り…泣きながら笑わされたところが何回あったか…(もちろん褒めてますよ)

 

最後の歌も最高。

夏川りみ島袋寛子が歌っているのも良いんだけど、これはやっぱりこの人のが一番いいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。

現代っぽい奇跡…

俺の感動を返せアマゾンプライム(苦笑)

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