prairiestreetの日記

人間到る処青山あり

サッカー日本代表、おもしろい。

今週はJ1がないし琉球はアウェイ。

しかしながら代表ウィークということもあって普段よりサッカーを見る機会が多い。

U-17ワールドカップは予選リーグでポーランド、アルゼンチン、セネガルの強豪ぞろいの中、日本を含め2勝1敗で3チームが並び日本は3位ながら決勝トーナメント進出。高校2年の高岡選手が日本の全4得点、現時点で大会得点王といいニュースが踊る。試合をダイジェストでなく全部見てみたい…

 

A代表はホームでミャンマーに5-0で勝ち、次は21日にアウェーでシリア(開催地は中立地のサウジアラビア)とワールドカップ予選が始まった。メディアを始め2次予選はヨーロッパ組は呼ばなくていいとか言われているけど、個人的には予選通過が決まるまでは絶対ベストメンバーで行く必要があると思っている。特に1月にアジアカップを控える現在においては戦力の底上げと固定化を避ける意味でもその時点でのベストメンバーを組むべき。
予選通過が決まれば、最後のホームシリア戦は(出場が前提の)パリ五輪に向けてU-23で招集とか、明確な狙いを持ったチームなら賛成。

 

そして今日初めてちゃんと見たそのU-22パリ世代代表、アルゼンチン戦。
結果は5-2で逆転勝利。
これ、本当に見どころがたくさんあったけど、一番思ったのは選手たちが誰もアルゼンチンという名前にビビってないどころか、仕掛けたりキープしたり奪ったりと個人個人が全然負けてない。1-1で折り返した後半の立ち上がりにアルゼンチンに見事なフリーキックを沈められ、このままズルズル行くかなぁと思いきや…見事、チームも試合も立て直してみせた。
山本理仁や鈴木唯人などうまいなと思っていた選手が軒並み力強くなっていた。ベルギーやデンマークのリーグでこんなに変わるなら、とにかく海外に行きたいという若い選手が増えるのも納得。大学からブレーメンに行った佐藤恵允の1点目は、かつては中田英寿くらいしか打てない強烈なシュートだったように思う。
もちろんA代表に繰り上げ招集された細谷や松木をはじめJリーグで結果を出している選手もそれぞれの特徴を活かすことで、幅の広い戦い方ができているように見えた。マリノスにゆかりのあるジョエルと植中も見れてよかった。
このアルゼンチン戦で世界レベルを知った植中が残りのリーグでマリノスを優勝に導くような活躍を期待してしまった。

 

A代表だけでなく、本当に日本のサッカー全体が強くなっていると感じる。ワールドカップ優勝というのは2026年はともかく「2050年までに」というのはあながち夢物語ではないのかもしれない。そう思わせてくれるようなアンダー世代含めた代表ウィークだ。

 

動画入れました。
公式のこういうの、ほんとにいい時代になった。

 

かつてオシムさんが代表監督やってた頃に言っていた「日本にもフランクフルトにワールドクラスのFW(高原)がいるが一人ではダメだ。ヨーロッパで常時20-30人くらい試合に出ていれば日本は強くなる」と語った時代は思ったよりも早くやってきた。
確か西部謙司さんのコラムだったと思うけど「海外で通用しない日本人選手は技術は通用するが苦手な分野がそのリーグの最低レベルに達していないから狙われ、使えないとなってしまう」というのも今となっては反面教師として日本サッカー界に根付いているように見える。(時代的に柿谷、宇佐美の事だったと思う)

 

今日のアルゼンチン戦、今日このメンバーに鈴木彩艶、細谷、久保と更にオーバーエイジが3人入ると考えると楽しみでしかないわ。本当に強い。

 

最近あんまちゃんと代表戦見てなかったけど、普段は敵チームでも応援しちゃう代表はいいね。前川黛也やFC東京勢も普通に応援してたもん。三戸が今日のようなプレーを来週マリノス戦でやったら嫌だけど(苦笑)。